gtdアプリnozbeの特徴、便利な点~gtdのタスク管理を自然に自動で実現

2021/09/17

①gtdの概要とメリット

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 gtdを実践する際は、専門のアプリでタスクの管理などをするのが楽です。

私が長年使っているアプリnozbeは、gtdの思想に忠実に作られており、おすすめです。

gtdの思想に忠実なnozbe


なぜアプリでタスク管理するのが良いのか

gtdを実践すると、「整理」のステップで、いくつかのリストをつくることになります。

「次の行動」をまとめたリストや、オフィスや家、パソコンの前などシチュエーションごとに「次の行動」を分類したリスト、複数の行動で達成する目標をまとめたプロジェクトリストなどです。


必要なタスクの数が少なければ、手書きのノートやエクセルなどでも管理できるでしょうが、そもそもgtdを実践する人は、毎日が多忙で大量のタスクを抱えている場合がほとんどでしょう。

私自身、現在、nozbeを開くと、40個ほどのプロジェクトと60個ほどのタスク(次の行動)が登録されています。

忙しい時にはタスクが100件を超えるときもあります。

こうなると、手書きやエクセルでタスクを管理するのは、かなりの手間になってきます。


nozbeをはじめとした、gtdの管理用のアプリを利用すると、上記のようなさまざまなリストの作成や、実行するタスクの管理などの多くが自動化されます。

gtdはそれ自体が目的ではなく、仕事ややるべきことを効率的に終わらせ、自分の時間を取り戻すことが目的です。

gtdのシステムの管理に時間や手間をかけるよりも、自動化、簡略化できることは、多少のお金を払ってでも、なるべくアプリにまかせ、自分自身はタスクやプロジェクトの達成にこそ、力を集中するほうが良い、それがアプリを使った方がよい理由です。


また、nozbeをはじめ、現在の多くのアプリは、スマホとpcでシステムの最新の状態を共有できるようになっています。

家にいても、外出中でも、会社にいても、どこでも自分のgtdのシステムに常時接続(ユビキタス)できるので、この面でもシステムの管理が非常に楽になります。

nozbeのメリット


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nozbeの特徴は~3つのポイント

私自身は、nozbeというアプリを2012年にgtdを始めた当初から、ずっと使っています。

いろいろなアプリの説明を読み、試用版を試してみて、これがもっともフィーリングに合ったからですが、この選択は、大正解だったと思っています。


nozbeの、gtd管理アプリとして優秀なところは、次の3つの点に特によく表れていると思います。

①gtdの思想に忠実に作られており、gtdの多くの過程を自動化できる

②「知識労働の時代」に役立つ機能が多い

③他のサービスとの連携が便利


以下、それぞれを説明していきます。


gtdに思想に忠実とは~gtdのステップが自然に実現

nozbeのgtdアプリとしての最大のメリットは、gtdの思想に忠実につくられていることです。

gtdアプリなら当たり前と言いたいところですが、gtd用のアプリと名乗っているものでも、意外に使ってみるとgtdの思想に忠実でなかったりします。


たとえば、私自身が試してみたアプリで、よくあったのが、「タスクに優先度を付ける」機能です。

通常のタスク管理なら、タスクにはよく優先度をつけるでしょう。

しかし、gtdの「整理」のステップでは、タスクを優先度によって分類することを重視していません。

「選択」のステップで行動を選ぶ際にも、選ぶときに考えるのは「その時の状況」「使える時間」「使えるエネルギー」の順で、4つ目の最後にようやく、「優先度」が出てきます。


このあたりが、gtdのタスク管理の独特なところです。

優先度から出発するのではなく、いまの状況やエネルギーに合わせた、タスクをどんどん達成してしまおうという発想です。


たとえば30分の時間があるけども仕事に向き合うエネルギーが低い時に「優先度が高い仕事に、無理にでも取り掛かる」よりも、発揮できるエネルギー量に合わせた「優先度は低いが、やらねばならない単純作業」をやってしまう方が、むしろ効率的(使えるエネルギーが高い時に、30分間の単純作業をしなくてもよくなるから)だと、gtdでは考えます。

nozbeの設計思想は、こうしたgtdの考え方に忠実に作られています(その分、gtdを知らない人が使おうとすると、「タスクに優先度がつけられないのはなぜだ」と戸惑うかもしれませんが)。


nozbeはgtdの思想に基づいてつくられているため、gtdのさまざまな過程を自動化できるのも、大きなメリットです。

nozbeのインボックスに登録(第一ステップの「把握」)したタスクを、第二ステップの「見極め」をして、次の行動を決めてそれに合わせたカテゴリーを付けたり、最終目標に合わせたプロジェクトに登録していくと、それだけで第三ステップの「整理する」が自動的に終了しています。

第五ステップの選択で、行動を選ぶ際には、先ほどの見極め兼整理のステップによって、行動の状況別のリストや、プロジェクトごとのタスクリストなどのリストが自動で作成されているので、それに応じてタスクを選んでいくことができます。

カテゴリーやプロジェクトのリストが自動で
nozbeでは行動を見極めてカテゴリーなどをつけることで、自動でカテゴリー別のリストやプロジェクトリストができる


「知識労働の時代」に役立つ機能とは~大事なアイデアを育てる

「初めてのgtd」のなかでも、繰り返し強調されているのが、「知識労働」が重視される時代になったことによる、仕事の変化です。

その傾向は、ICT技術の進展や、人工頭脳AIの進化をはじめ、時代の変化の中でますます、加速しています。


知識労働が重視される変化なかで、仕事をしていくうえで、とても大切になっているのが、「日々、生まれるアイデアの管理」です。

取り組んでいるプロジェクトについて、あるいは、困難な仕事について、ふと思いついたアイデアが突破口になる場合も多くあります。

もちろん、多くのアイデアは、実行に移すような現実性を持っていないでしょう。

そして、こうした「つかえないアイデア」を膨大に生み出すからこそ、そのなかにダイアモンドのような確率で、光るアイデア、現実の困難を打開するアイデアが生まれてくる、とも言えます。


こうした日々生まれる、玉石混淆のアイデアを、きちんと収集し、管理する仕組みが、「知識労働の時代」のタスク管理には重要です。


nozbeには、こうした面でも優れた機能があります。

タスクやプロジェクトに付けるコメント機能がそれです。

コメント機能は、チームでの利用が目的の一つでしょうが、一人でnozbeを利用する際も、非常に有用です。


コメント機能でアイデアを育てる
コメント機能からタスクを使ったり、エバーノートと連携したり、さまざまな機能でアイデアを育てることができる



私自身は、コメント機能を「一人ブレスト」のために、利用しています。

タスクやプロジェクトについて、思いついたことを次々と書き込んでいくのです。

書き込んだらしばらく置いておき、数日後に見返します。


コメント機能には、コメントをタスクに加工したり、テキストとしてメモリーにコピーできたりという機能が搭載されています。

使えそうなアイデアは、タスクに変換したり、コピー&ペーストしてエバーノートに保存したりして利用します。


こうしたnozbeの機能は、知識労働の時代に必要とされる、アイデアの管理にとても有効です。




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他のサービスとの連携とは~すでに使っているサービスでより便利に

nozbeの持つ優秀な機能の3つ目は、他のWEBサービスとの連携です。

googleカレンダーや、evernote、dropboxなど、さまざまなメジャーなサービスと連携しており、それらをすでに使っているユーザーがgtdを始める際にはnozbeとの連携がとても便利になります。


googleカレンダーでいえば、nozbe上で日付の入ったタスク(ある日が締め切りの書類作成など)をつくると、googleカレンダーにもその日付にタスクが表示されるよう、連携させることができます。

googleカレンダーとの連携が便利


googleカレンダーでスケジュール管理をしている方は多くいると思いますが、スケジュールを確認しようとカレンダーを開くと、その日にやらないといけないタスクも表示されるので、スケジュール管理をするうえでとても便利です。


また、evernoteは、タスクやプロジェクトのコメント機能のなかで、evernoteで作ったノートを表示することができます。

あるタスクやプロジェクトについて、evernote上で重要事項をメモしたり、一人でブレストをしてみたり、など関連したノートを作ったら、コメント機能でタスクやプロジェクトに紐づけることができます。


私自身は、以前から使っていたこの二つのサービスを、主にnozbeと連携させて使っています。

他にもdropboxやgoogleドキュメントなど、さまざまなサービスをnozbeと連動させることが可能です。


nozbeの開発者は

nozbeを開発したのは、同名の会社「nozbe」の創設者、CEOのマイケル・スリウィンスキです。

2018年にnozbeの誕生11年を祝った記事(Nozbe11周年)によると、マイケル自身が、インターネットマーケティングのコンサルタントとして働いていた2005年に、gtdに感銘を受け、それを管理するための個人的なアプリとしてnozbeの初期バージョンを作成したといいます。

2007年に一般向けに書き換えたnozbeをリリースし、その後に会社としてのnozbeを起業、今ではnozbeは世界で50万人以上が利用するgtdのタスク管理アプリに成長しています。


もともとgtdのためにつくられたアプリだからこそ、先に書いたように、gtdの思想に忠実で、gtdのさまざまな過程を自動化してくれる機能を豊富に備えています。


2012年に私が使い始めたころは、webサービスのさまざまな制約もあり、今から振り返ると、さまざまな使い勝手の悪い部分もありましたが、何度もバージョンアップされるなかで、非常に使い勝手の良いgtdアプリに進化しています(多分、これからも進化を続けるでしょう)。


nozbeの値段

2021年時点で、nozbeは、中小企業での利用向けのteamと、個人が1人ないし2人で使うpersnalの二つに分かれています。


私が利用しているpersonalの場合は、月額払いと年額払いで割引が違いますが、1人利用の場合の年額の場合で月880円分(年額10560円)になります。


おそらく、他のgtdアプリのサービスに比べると、少し高めの値段でしょう。

ただ、gtdの思想に忠実で、非常に効率的なアプリなので、これにより仕事ややるべきことの時間を節約し、自分の時間を取り戻せる効果に比べれば、毎月のコーヒー1~2杯分の値段は、私自身の感覚としては十分に安い、と感じます。

かつての私がそうであったように、日々の忙しさで、目が回るような毎日を過ごしている、という方が、これぐらいの支出でその生活から脱却できるなら、十分にその価値はある、と思うのではないでしょうか。


また、nozbeはユーザーの口コミによって評判を広げ、利用者を増やしてきた経緯からアフィリエイトにも力を入れています。

こちらのアフィリエイトプログラムから年額払いによる利用を申し込むと、1か月分の利用料金が無料になる(1か月分、利用期間が延長される)サービスを受けることができます。


また、公式サイトには1か月の無料トライアルも用意されています。


そのほかのnozbeの特徴

nozbeには、上記のほかにも、さまざまな特徴があります。

以下に簡単に列挙したいと思います。


・インターフェースの共通性。ウェブ、Mac、 Windows、Linux、Android、iPad、およびiPhoneなど、それぞれ用のアプリが準備されています。さらに、それらの画面やインターフェースなどが、基本的にすべて統一されており、どのデバイスからも同様の操作性で利用できます。


・操作が直感的。gtdのタスク管理の若干の知識さえあれば、直感的な操作で利用できます。本サイトでも、gtdの知識がゼロの状態からでも、nozbeを使ってgtdのタスク管理を実践する方法を紹介しています。


・検索の強力さ。タスクやプロジェクトを横断して、さまざまな検索ができるように作られています。過去に実行済みにしたタスクからも検索できるので、「あの仕事をやったのはいつだっけ?」とか、「あのタスクのコメントに書き込んだ資料を、また使いたい」といった時、すぐに検索して情報を見つけることができます。


・テンプレートの機能。テンプレートの機能によって、繰り返し実行するタスクや、毎週行う週次レビューなどを登録しておき、毎回、やり忘れなどないよう、同じ工程で実行することができます。


以上、nozbeの特徴を説明して来ました。

gtdのタスク管理アプリとして非常に有力で、効果的なのがnozbeです。

gtdをこれから始める人、また、一度やってみたがタスク管理などが手間で挫折したといった人にも、nozbeはおすすめの管理ツールです。


nozbeの1か月無料トライアルは、こちらの公式サイトから


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